令和2年度は、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、自主事業研修会は中止とし、
横浜市受託事業研修会は動画配信形式で実施いたしました。
講師:渡邉浩文氏(武蔵野大学人間科学部教授)
認知症の方の意思決定支援は、認知症の方の声に耳を傾けニードなどを確認しておくこと、
そのためには認知症の方と支援者の信頼関係や生活歴を把握しておくことが重要であることを学びました。
認知症対応型通所介護という社会資源・手段を通して、どのような認知症の人や地域の姿を目指し、どのように課題の解決に取り組んでいくべきかを考える契機となりました。
講義は協議会役員と研修委員12名が会場で受講し、その模様を収録してYouTubeで配信しました。視聴者からは「自分の今の介護の視点を見つめ直す機会になった」「認知症デイサービスの必要性を客観的に認識できた」といった感想が聞かれました。
また、動画配信については、「すべての職員が視聴でき、繰り返し見ることができるので、理解が深まり、コロナの不安を感じることもなく効果的だと思う」という声が寄せられました。
参加日:令和2年11月9日
横浜市の「よこはま地域包括ケア計画」について、役員と研修委員長がパブリックコメントに参加。横浜市から素案の説明を聞いた後、質疑と意見交換を行い、協議会として要望を提出しました。
開催日:令和元年6月19日(水)・7月17日(水)
開催場所:フォーラム南太田
講師:村井キヌエ氏(若年性認知症支援コーディネーター、看護師、介護支援専門員)
若年性認知症支援コーディネーターの役割や、若年性認知症の課題、ご本人やご家族の思いなど事例を交えてお話しを伺いました。自分のできることをやらせて欲しい、社会参加がしたいなど、ご本人の思いのお話を聞き、デイサービスとしてできることは何かというヒントをもらうことができた研修でした。
若年性認知症の当事者の丹野さんの『認知症の人には何ができるのではなく、認知症の人と何ができるかを考えて欲しい』という言葉が紹介され、とても印象に残りました。また、アルツハイマーや、前頭側頭型などの認知症の特性を理解することが大切と改めて考えるきっかけとなりました。
開催日:令和元年12月4日(水)
開催場所:フォーラム南太田
講師:丹野智文氏(若年性認知症患者)
研修は2部構成で行われ、最初の30分は自動車会社のトップセールスマンであった丹野氏が39歳で「若年性認知症」と診断され、現在に至るまでの経過をお話いただきました。劇的に変わらざるを得ない環境や心身の状態に対して、心が折れそうになりながらも前向きに生きていこうとする丹野氏の、強い意志が感じられる内容でした。
後半は、参加者の質問に対し丹野氏が答えるQ&A方式で行われました。さまざまな質問に対して丹野氏が熱く語り、1時間半という時間の枠が足りないくらい充実した内容でした。その中でデイ施設に対する苦言・提言もあり、考えさせられました。
全体を通して「認知症の人に何ができるかではなく、認知症の人と何ができるかを考えよう」という強いメッセージをいただきました。 研修後の懇親会にも参加いただき、より身近に具体的なお話もしていただき、とても楽しい会になりました。
開催日:令和2年2月5日(水)
開催場所:フォーラム南太田
講師:伊藤美緒氏(群馬大学大学院保健学研究科老年看護学准教授)
講義では認知症の方やご家族の思いを理解することの大切さや、支援する側のペースや価値観を認知症の方に押し付ける危険さ、また住宅環境を整備することの大切さなどを教えていただきました。紹介された事例が、良い例も悪い例もリアルでわかりやすく、シーン別に対処法なども紹介され勉強になりました。
またコミュニケーションをとることがほぼ不可能と思われる寝たきりの方が、ユマニチュードの手法を使うことで支援者に感謝の言葉を述べる例が紹介され、改めてコミュニケーションの奥深さを認識させられました。2時間という講義時間があっという間に感じました。
平成30年6月19日(火)・7月19日(木)
講師:岩佐まり氏(フリーアナウンサー)
若年性アルツハイマーのお母様をお一人で介護されているフリーアナウンサーの岩佐まりさんよりお話を頂き、ご家族の認知症に対する理解が難しく、ご自分が介護をする他なかった事やデイサービスの利用時間がお仕事の時間と合わない事で発生する弊害、若年性アルツハイマーゆえの問題。
デイサービスでの連絡帳は、文章のみよりも写真が沢山ある方が良かった等、今までの経緯やお仕事をしながらの葛藤や苦悩、介護サービスに期待する事を、認知症の方ならではの面白いエピソードを交えながら、とても分かりやすい講義となりました。
平成30年12月19日(水)・平成31年1月24日(木)
講師:加藤伸司氏(東北福祉大学総合福祉学部福祉心理学科 教授)
(社会福祉法人東北福祉会認知症介護研究・研修仙台センター センター長)
認知症デイサービスは、ご家族の支援も大切な役割のひとつです。今回の研修では、主に在宅での認知症介護の問題点や、ご家族に向けての支援方法、認知症の理解について教えていただきました。
認知症の問題は、家族の問題であり、地域の問題でもあります。私たち認知症ケアに関わる専門職が、地域で認知症の人たちを支える視点を持つことが大切だという事を学びました。
平成29年6月9日(金)・15日(木)
講師:大谷佳子氏(昭和大学保険医療学部)
職場における人材育成を中心に、利用者との関わりにも活かせるコーチングの基本を学びました。
各事業所でリーダー職の方々に多く参加していただき、職員の人材育成を考える上で、コーチング(教えるのではなく、相手に考えさせ自立を促すこと)の重要さを学びました。
平成30年2月9日(金)・23日(金)
講師:大野真史氏(横浜舞岡病院地域連携担当医療相談室 課長室長)
講師:加瀬昭彦氏(横浜舞岡病院認知症疾患医療センター センター長)
「医療連携」について取り上げてほしいという会員の皆様からのご要望にお応えし、横浜市健康福
祉局より講師をご紹介いただき実現しました。
今後、在宅で認知症ケアを行っていく上で、在宅医療と認知症デイが連携する事が、地域の福祉を支えていく力となっていく、そのような思いを具現化するのに、今回の研修がそのきっかけになったと感じられる内容でした。
平成28年6月9日(木)・20日(月)
講師:長崎真紀子氏(話し方研究所)
話の聞き方、ビジネスマナー、クレームへの対処方法など、事例を交えての具体的な講義と実演であり、大変わかりやすく今後に生かせる内容でした。
平成28年11月4日(金)・2月17日(木)
講師:杉山孝博氏(川崎幸クリニック医院長)
先生のご厚意もあり映画を鑑賞してからの講義となりました。
身近に起こるであろうと思われる認知症によく見られる症状、ご家族の葛藤などが描かれ、認知症の世界をより理解できる内容でした。
平成28年9月21日(水)
9つのグループに分かれ事例検討を行いました。
41事業所、49名の知恵と工夫が詰まった非常に実りのあるユニークな発表になりました。
平成29年2月3日(金)
講師:中西敦子氏(認知症介護指導者)
講義後、事例検討会実施
利用者の言動や行動をより深く掘り下げ、なぜそのような言動や行動につながったのか、個人ワークやグループワークで検討しました。