講師:尾渡 順子 氏(医療法人中村会 介護老人保健施設あさひな)
様々な認知症の症状の方と関わる中で、私たちも日々コミュニケーション方法について考えることがあると思います。
今回の講演では様々なタイプの認知症の症状を復習しながら、中核症状や行動・心理症状に応じて具体的な事例を交えてお話いただきました。
認知症の方が安心して過ごしていただくには話し方に気を付ける、話をよく聴く、驚かせない、不安にならないために寄り添う姿勢が大切だと学ぶことができ、
日々のケアを振り返ると共に、今後のケアに参考になるお話がたくさんあり充実した研修となりました。
講師:外岡 潤 氏(法律事務所おかげさま 代表弁護士)
クレームとハラスメントの違い、安全配慮義務、認知症とハラスメント、コンプライアンス、根拠規定の重要性、刑法の理解、コンプライアンス管理術、 ハラスメント対応事例や注意点など、事業運営に携わる者にとって身に着けておくべき知識や心構えなど教えていただきました。紹介された事例が、デイサービスでの身近な場面であり、 非常に分かりやすくとても勉強になる内容でした。また、ハラスメントの対処方法の資料も配布され、改めてコンプライアンスというものがハラスメントから自分たちを守るためにあるという事を認識することができました。
令和5年度の自主事業研修会は情報交換会を実施しました。
今回の情報交換会は、法人を越えた様々な事業所から参加者が集まり、日常の業務で困っていることや悩んでいること、他の事業所はどのような工夫をしているか等、たくさんの意見交換をすることができました。
当日は、話合いのテーマを予め決めておき、グループに分かれディスカッションし、意見交換と話し合った内容の発表を行いました。参加者からは、
「他事業所との意見交換の場があまりないため、良い刺激となりモチベーションの向上が期待できる。」・「他事業所での現場で起きたエピソードを元に話を聞くことができ、非常に参考になった。」等の意見が多々あり、有意義な情報交換会となりました。
今年度につきましても、認知症施策の推進に必要な取組を検討するための 横浜市認知症施策検討会が令和5年度は7月と12月の合計2回開催され、 会長が参加し横浜市からの検討事項について協議会として意見を発信いたしました。
横浜市認知症デイサービス協議会の役員で、横浜市介護事業指導課へ挨拶に伺いました。
認知デイの現状や課題を伝え、多くの有意義な意見交換が行われました。
令和4年度も、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、
横浜市受託事業研修会は会場参加またはオンライン参加を交えたハイブリッド形式での開催、
自主事業研修会はYouTube配信となりました。
講師:繁田 雅弘 氏(東京慈恵会医科大学精神医学講座教授 日本認知症ケア学会理事長)
事前に募った質問の紹介から始まり、SHIGETAハウスで行われている「平塚カフェ」の活動内容・本人支援と家族支援・よく話題となる「認知症の進行を遅らせる事」とはどういう事か、
認知症に関する偏見について等のお話を科学的根拠も添えつつご講義頂き、認知症対応型デイサービス職員として、自らのケアやご利用者様への向き合い方を改めて考えさせられる内容となりました。
講師:日下部 明彦 氏
(公立大学法人横浜市立大学 総合医療医学 横浜市立大学附属病院 緩和ケアセンター臨床倫理コンサルテーションチーム)
「ACPとは、他人の価値観を尊重し、多様性を認め生き様を暖かく見守り、専門家として最適な提案をする事」であり、正しく広まれば他者をいたわり、思いやる愛と平和な世の中になる事で、いつかきっと自分の時も安心出来る。
だからこそ介護・福祉職には「個人よりも専門家としての意見が求められている」という内容をお話いただきました。
多職種や地域との人材交流を通じて安心出来る社会形成を目指していくために、何ができるか深く学ぶことができた研修となりました。
今年度につきましても、認知症施策の推進に必要な取組を検討するための
横浜市認知症施策検討会が令和4年度は8月と1月の合計2回開催され、
会長が参加し横浜市からの検討事項について協議会として意見を発信いたしました。
令和3年度も、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、
研修会は動画配信形式で実施いたしました。
講師:内田卓見氏(田辺薬局 管理薬剤師)
薬の基礎知識をはじめ、認知症によって生じる各種症状への対処療法や
ポリファーマシーについて、背景から対策までさまざまな事例を交えてお話くださいました。
ご利用者様へ薬を渡したり、服用してもらうことが多い我々にとっては
理解と知識が深まり、医療と介護連携の重要性等を改めて考える研修となりました。
講師:川原健資氏(医療法人社団 佑希会 のぞみクリニック 医師)
アルツハイマー型認知症の病態、血液バイオマーカーによる認知症の総合的層別化システム、
うつ病と認知症の関係について、認知症の種類別の診断基準など学びました。
認知症についての最近の考え方を知ることができ、
情報のアップデートの大切さを改めて認識いたしました。
講師:河野真二氏(横浜かんだいじファミリークリニック院長)
新型コロナウイルス感染症だけでなく、
高齢者の方々が感染する可能性のある病気についての特徴や感染対策について
詳しくお話をしていただきました。
特に新型コロナウイルス感染症については、濃厚接触者やクラスターを発生させないための
感染対策の方法について、事例を交えてお話いただき、改めて日頃の感染対策の必要性を認識しました。
認知症施策の推進に必要な取組を検討するため開催している横浜市認知症施策検討会へ会長参加。
横浜市からの検討事項について、協議会として意見を発信いたしました。
感染防止を意識しながらの会場参加に加え、
移動時間節約のためWeb配信によるオンライン参加にて実施いたしました。